私のオモシロ女性遍歴

遠くから逃げてきた女
暦の上ではようやく秋を感じ始めた頃ではありますが、
掲示板に投稿した程度ではメールのひとつも舞い込まなくなってきた冬の時代。
今日び誰もがSNSに手を出しているとゆー有様ですしね。仕方ないっちゃ仕方ない。

だけど、縦の繋がりも横の繋がりも丸判りなSNSでは知り合えない出会いがある。
それが出会い系サイトです。

その女、――N美は遠くから来たと言う。
どこからかは判りません。それは言えないと、それだけ。
ただ、イントネーションの違いで関西のどこかである事は想像が付く。

N美と知り合ったきっかけは、突然舞い込んできた一通のメールからでした。

『暫く生活の面倒を見て下さる方を探しています』

最初は「愛人になるので月20万円下さい」とかいう類の勘違い女かと思っていましたが…
なんとなく興味を惹いたので返信してみると、どうやら金銭の話だけではなく、
今日寝る所もないという話ではありませんか。なんと香ばしい。

今日一日生きていく分は何とかするからとりあえず話を聞かせてと待ち合わせ。

土地勘が無いのでどこへ行けば良いか判らないとの事で、こちらから某駅まで移動。
そこにいたN美は、三十代半ば位で容姿は中の上ぐらい、
ぱっと見た感じ、援交とは全く縁のなさそうな物憂げな淑女系。
着替えや生活用品などを入れた入れたバックを抱えて、私を待っていました。

「立ち話も何だし、喫茶店でも入りますか」と提案し移動。

丸二日ほど殆ど食事をしていなかったとの事だったのでファミレスの方が良かったか?
とりあえず一緒にホットサンドとコーヒーを注文しつつ、話を聞いてみました。

断片的に語るN美の話をまとめると、こうだ。

約一年前から一緒に暮らしてた男にずっと金をせびられ続けて、
自分の名前で借りてきた金まで全部持っていかれた挙句に返せるあてもなくなった。
やばい所からも金を借りてるので、まともに生活していけない程に追い込まれてしまい
最後は殆ど着の身着のまま家を飛び出し、サイトで知り合った男の家を転々としてきた。
つい数日前まで居た男の家にも居られなくなったので、また神待ちをしていた…と。

すげー話だなオイ、今時こんな奴いるんだな。
その渡り鳥みたいな生活で九州くんだりまで流れ着いてくるあたりが、またすごい。

――数日前まで居た家には、なんで居られなくなったの?

「すごく変態で耐えられなくて…」

――変態?どんな?

「その…おしっこ飲ませてくれって言われたり…」

家賃代わりに体の関係を求められるのはある意味仕方の無い事かも知れないが、
変態プレイを強要されれば、そりゃ免疫のない奴ぁいたたまれなくなるわな(笑)

かといって私の家に住み着かせる訳にもいかないし(そもそもその余裕も無い)、
以前と違って超金欠の私の財布の中には諭吉が2枚と漱石が数枚。
これはこれで私の全財産ではあるけど、まぁいいか…。

――これだけあればカプセルホテルとかネットカフェなら数日生きていけるだろ?
その間に普通の独身男探せば、とりあえずなんとかなるんじゃない?

「あ…でも私、何もお礼できないし…」

礼とかいらんし、下手に懐かれても連れて帰れんから余計に困るのが本音だ(^Д^)
いま抱えてるドラブルからうまく逃げ切れたら、その時はメールのひとつでもくれれば良い。

それから数日経過するも、未だにどこかに落ち着いたというメールは来ないのであった!
大丈夫なのかよ(;´Д`)

カテゴリTOP
HOME
出会い攻略&詐欺対策ポータル